2009-01-01から1年間の記事一覧

上野泰生『実践デジタルものづくり』白日社〔2005.11〕を読みました

上野泰生『実践デジタルものづくり』白日社〔2005.11〕を読みました 【1】一言紹介 本書は製造業におけるプロセス改革とIT活用についての解説書です。本書で対象としているプロセスは製品開発〜生産に至るモノづくり、製品化のプロセスです。著者は、この製…

石崎健史、香田克也、佐川暢俊『知的創造社会実現に向けたビジネスク

石崎健史、香田克也、佐川暢俊『知的創造社会実現に向けたビジネスクラウドへの取り組みとHarmonious Computingの進化』(日立評論2009年7月号 Vol.91 No.7)を読みました。【1】一言紹介 クラウドであっても高信頼なサービスがここにあります、という紹介…

湯浅英樹ほか『モノを作らないものづくり』日科技連出版社〔2007.1〕

湯浅英樹ほか富士通・日本発ものづくり研究会『モノを作らないものづくり』日科技連出版社〔2007.1〕を読みました。【1】一言紹介 一言で言えば、製造業の最も重要な業務プロセスへのIT活用の参考書です。最も重要なプロセスとは「ものづくり」のプロセス、…

シェイクスピア『ハムレット』〔1967.9〕新潮文庫 /福田恆存訳/(

シェイクスピア作 福田恆存訳 『ハムレット』〔1967.9〕新潮文庫(原著は1600年頃)を読みました。【1】一言紹介 一言で言えば仇討ちものです。 仇討ちに至るプロセスで、人間ってこんなこと考えるよね、最後はこんな宿命だよね、ということがよくわかります…

外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫〔1986.4〕原著は筑摩書房〔19

外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫〔1986.4〕原著は筑摩書房〔1983〕を読みました 【1】一言紹介 考えをまとめるにはどうしたらよいのか、という本です。【2】メッセージ 冒頭に「人間にはグライダー能力と飛行機能力とがある」(p.13)とあります。著者…

ヒュー・ロフティング『ドリトル先生航海記』岩波書店〔1960.9〕原著

ヒュー・ロフティング『ドリトル先生航海記』岩波書店〔1960.9〕原著は『THE VOYAGES OF DOCTOR DOLITTLE』〔1922〕を読みました。【1】一言紹介 ドリトル先生はお医者さんで博物学者。動物と会話ができるというスキルを持っています。この先生の助手が少年…

山本七平『一下級将校の見た帝国陸軍』文春文庫〔1987.8〕原著は朝日

山本七平『一下級将校の見た帝国陸軍』文春文庫〔1987.8〕(原著は朝日新聞社〔1976.12〕)を読みました。【1】一言紹介 著者が1976年時点で1942-1945の体験を振り返り「日本軍」特に「帝国陸軍」を分析した書です。 著者が属した組織は「日本軍」であり、体…

青木昌彦/安藤晴彦『モジュール化 新しい産業アーキテクチャの本質

青木昌彦/安藤晴彦『モジュール化 新しい産業アーキテクチャの本質』東洋経済新報社〔2002.3〕を読みました。 ソフトウェアの世界でオブジェクト指向という言葉がちょっと流行していたことがありました。ものごとをオブジェクトという役割の単位で切って考…

ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』岩波文庫〔1726〕(岩波文

ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』岩波文庫〔1726〕(岩波文庫は1980年発行)を読みました。 面白い本です。面白いということが大事です。面白いことに十分に感謝します。面白く無ければ約300年前のイギリスから、今日の日本の読者(私)のところま…

石川和幸『「見える化」仕事術』ディスカヴァー・トゥエンティワン 

石川和幸『「見える化」仕事術』ディスカヴァー・トゥエンティワン 〔2008.12〕を読みました。【1】一言紹介 著者石川様はコンサルタントであります。企業の現場志向型の業務改革を真骨頂とされている方であります。この分野では我が国屈指の方であると思い…

榊原清則、香山晋 編著『イノベーションと競争優位』NTT出版[200

榊原清則、香山晋 編著『イノベーションと競争優位』NTT出版[2006] を読みました。【1】一言紹介 デジタル機器産業では日本企業には画期的な先進技術がある。その技術を以って新製品を出してきた。だが、収益が上がらなくなってきた。それはなぜか?どう…